プチ主催のはじめの一歩② when&where
プチオンリーを主催するにあたり、はじめに考えるべきこと&決めることを、5W1Hにまとめました。
つまり、when, where, what, who, why, how です。
考えるべき&決めるべき順番に書いていきます。
この記事では、whenとwhereを取り上げます。
whyとwhatはこちらの記事をごらんください。
when & where/いつ、どこでやるか
「いつ、どこでやるか」は、すなわち「どのイベントでプチを開くか」ということです。
今はすっかりスパークがプチの祭典と化しました。東京は人が集まりやすいですし、スパークが開かれる10月は暑すぎず寒すぎずで気候的にもちょうどいいのです。
では、スパークでプチをやるのがベストなのでしょうか……?
大型イベントに合わせるメリットとデメリット
スパークやスパコミ、春コミに合わせるメリットは、
・気候がよい
・大型イベントなので集客しやすい
です。Dという作品に関するプチをやるとして、本命は作品EだけどDも覗いてみようかな、くらいのライトな読み手も立ち寄りやすい。
デメリットは、
・大型イベントなので、プチ本部が壁になりにくい!
特に、残念ながらあまり人気のないジャンルやカプのプチだと、人気ジャンルの大手サークルが壁に配置されて、本部は島の端などになりがちなんですよね……。
壁と島中では、スペースの広さがまったく違います。豪華な景品をたくさん用意して盛大にくじ引きをやりたい場合などは、壁が取れそうかを検討しましょう。
また、その他のデメリットとして
・サークル参加費が高い
・場合によってはサークル申し込みがかなり早く満了することもある
何年か前のスパーク、普段は8月半ばが申込締切のところ、なんと6月下旬に満了しました。当時の大人気ジャンルのオンリー(後述)をスパーク内で開催したからだと思います。それ以来、そのジャンルのオンリーとスパークは別々の日に開催することになったみたいです。
オンリーに合わせるメリットとデメリット
特定の作品にしぼったイベントが開かれることがあり、それをオンリーといいます。オンリーに合わせるメリットは、大型イベントと逆で、
・本部が壁に配置されるためのハードルが低い
・サークル参加費が安い
・比較的、早期満了しにくい
・その作品が好きな人が集まりやすい
です。
デメリットは
・ライトな読み手はわざわざ来場しないかもしれない
・真冬や真夏など、気候的に厳しいことが多い(大型イベントの隙間にやるので……)
私がプチを主催したのは大型イベントでしたが、次にやるならオンリーでやります。
やはり壁は便利です。たくさん搬入できますし、後ろの別サークルさんに迷惑をかける心配はありません。
プチまでの準備期間はどのくらい必要か
ざっくり言って、1年から半年と考えておけばいいと思います。
ただ、もしアンソロを発行するなら、半年前だとぎりぎりではないでしょうか。詳しくはアンソロのページで書きますが、印刷所の早割を使う場合は、イベントの1ヶ月前くらいが入稿〆切です。作家さんから原稿を受け取る〆切は、入稿〆切の最低2週間前、可能なら1ヶ月前に設定したいところです。
作家さんの執筆期間を4ヶ月取るとして、その前にまず誰に依頼するかを決めたり、決まったら作家さんに依頼をしたり(もちろん断られることもあります)、依頼をしてもなかなか返事が無かったり……で1ヶ月。これだけで7ヶ月です!
アンソロを作らず、基本的に主催だけで企画の事前準備が完結できそうなら、半年前でもなんとかなります。
ただ、どうせならしっかりと宣伝期間を取りたいところ。何度もイベントに出てチラシを配布すれば、それだけプチのことを知ってもらいやすくなります。
せっかく企画したプチです。たくさんの人に楽しんでほしいですよね。
私の場合は、イベントの9~10ヶ月前にプチを主催すると決めて、準備を始めました。